「日中文化交流会」のモデルに抜擢された現役ギャル読モ
とあるギャル系雑誌に「読モ(=読者モデル)」として所属している凜子(りんこ)だが──20代半(なか)ばの年齢に差し掛かろうとするここ数年は・・・続々とデビューを果たす、まだ10代の “ピチピチ” な新人モデルに活躍の場を奪われ、スケジュールの “空き” も日に日に目立っていくいっぽうであった。
ある日──渋谷のセンター街周辺を歩いていると、いきなり六本木の老舗SM倶楽部『M』のスタッフから「ウチで働いてみない?」とスカウトされ、元々並み並みならぬ肉欲と性的好奇心との持ち主で、 “金欠” も切実になりかけていた彼女は・・・1ヶ月前から “副業” として、同倶楽部では(女王様志望であっても)マストだという “職業M女” の研修に励んでいた。
そんなさなか──『M』のオーナーである「紀沙羅(きさら)」と名乗る女性に呼び出され、凜子はこう命じられる。
「来週、アタシたち『キサラファミリー』が主催する『日中親善文化交流会』があるんだけど…その “モデル” として凜子ちゃん、アナタに出演してもらいたいの。どう!? やってくれるわよね?」
“問いかけ” の体裁こそ繕(つくろ)っているものの・・・その語調には “拒否” を許さない強さがあった。
「え…自分みたいなズブの素人でヘーキなんですか? アタシなんかよりもベテランで、 “この道” に精通した女王様だとかM女さんがファミリーにはいっぱいいるじゃないですかぁ!?」
「今回の交流会はね…チャイナドレスを素敵に着こなせる子じゃないとダメなの。だったら “現役モデル” のリンコちゃんがベストかな…って。ウフフ。アナタ、スジもけっこういいし…せっかくの機会だから、いろんなことを学んでらっしゃい♡」
──というわけで、凜子は・・・朝一番に事務所に寄って、倶楽部専属のヘアメイクとスタイリストの卒ない “仕事” で(茶髪も黒髪に染めた)、しゃなりと「チャイナドレスで完全武装したエレガントな貴婦人」へと “変身” し、 “待ち合わせ場所” として指定された横浜中華街の「善隣門」前に立っている。
「交流会」の舞台は中華街にある料理店???
待ち合わせ時間ちょうどに迎えにきた黒服の案内によって到着したのは──中華街の一角にある「大きくもなく小さくもなく」といった規模の中華料理店だった。
「文化交流会」と知らされてきたのに、人の気配はまったく無い。黒服も凜子を “目的地” へと導き入れると、「任務終了」と言わんばかりにさっさと店から出て行った。
手持ち無沙汰なあまり、店内を恐る恐る彷徨(うろ)いてから厨房に入ると・・・中華料理独特の “八角(はっかく)” の香りが仄(ほの)かながら、彼女の鼻を突く・・・。
正式名称は「日中親善 “緊縛” 文化交流会」!
店のエントランスに出てみると──「営業中」のプレートがかかっていた。
「今日は “文化交流会” だから…一般のお客様が入ってくるのはナシ…だよね?」
そう気を利かせて、さりげなく「営業中」のプレートを裏返す。
店内で独りっきりにされて15分ほど経った頃だろうか──どやどやと騒がしい声がエントランスの外から聞こえ、今日の「交流会」の参加者らしき “一行” がごそりと入ってきた。その先陣を切る、デップリとした体格でロマンスグレーの髪を七三のオールバックに固めた、ゴールドの見事な龍の刺繍で彩(いろど)られたチャイナ服姿の矍鑠(かくしゃく)とした老紳士が、いかにも栄養が行き届いていそうな血色の良い顔面に貼り付いたような笑みを浮かべてから仰々(ぎょうぎょう)しく両手を広げ、 “宣言” する。
「皆サン、お待たせイタシマシタ! コレから恒例の『日中親善 “緊縛” 文化交流会』を開催シマス。ワタクシが主催者の “周” でゴザイマス」
突如スタートしたチャイナ緊縛による「文化交流」
「ここが周 “大人(タイジン)” が経営する中華料理店ですか…」
「いやぁ〜こぢんまりしていながらも、アットホームな雰囲気で…」
10数人ほどの “主賓” による途切れぬ美辞麗句に、まんざらでもない様子の「周」と名乗った「大人」と呼ばれる血色の良い老紳士が、ニコニコしながら「交流会」の主旨説明を続ける。
「コノタビの会合は、日本に古来カラ伝わる “緊縛” の文化を学びながら、日中の交流を図ることが狙いでありマス。今日はソノ “講師” として、『キサラファミリー』でも一二を争う腕前の緊縛師でアルMattuサンに来ていただきマシタ!」
こう紹介されて──一人の痩せ型で、イエローに黒いラインが入った(『死亡遊戯』のブルース・リーみたいな)全身タイツを着用したドレッドヘアの男が “大人” の横へと歩み寄り、ぺこりと頭を下げてから・・・しなやかな動作で、客席に座る凛子のウエストと両手首を連結緊縛した。
緊縛でドM心を掻き立てられる「女王様志望」のギャル
連結緊縛は、ウエストから上半身へと──おまけに猿轡(さるぐつわ)として口に咬まされた縄にも “追加連結” されて・・・凜子は、たちまち “脚” 以外の身動きが取れない格好となる。
「おお〜〜〜〜〜っ!」という歓声と、中国語と日本語が混じった “感想” や騒(ざわ)めきが “一行” の方々から飛び交う。
スカウトされた当初は、「ギャル」持ち前の “攻撃性” を活かす “女王様” を志望していた凜子だが──その股間は、何の前触れもない強制的な緊縛によって、間違いなく薄っすらとした湿り気を帯び始めていた・・・。
[Cooking2]に続く
緊縛師 HIBIKI
モデル あぃ
撮影場所 横浜中華街 : MKstudio
東京都新宿区百人町1‐23‐6KMビルB1F
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