「人間から牝犬に」という調教のプロセスへの好奇心


「牡(オス)という生き物特有の貴重な一発」を呆気(あっけ)なく、独りよがりに発射してしまった緊縛師Mをキッと睨(にら)む早苗。
これまで一度も見たことがない鬼の形相(ぎょうそう)に、ゾクゾクとした快感が背筋を走り、その未知の感覚が “アーティスト” としての鋭敏な感受性と “緊縛師” にとっては不可欠な加虐心をしたたかに掻(か)き立てる・・・。
この「喜怒哀楽」という感情をいまだに残す “人間” としての女を、今後どう “牝犬” へと “調教” していくのか──「カリスマ」が構えるレンズからは心なしか・・・そういう風な好奇心のようなものが垣間見えていた。
放置プレイによってペット化していく天性のドM女


緊縛師Mが “次の一手” として選択したのは「放置」であった。
緊縛のまま、あえて放ったらかしにしておくことによって「尊厳」という “人間” ならではの “特権” を奪い去り・・・知略だとか利害だとか駆け引きだとかとは無縁な──ただ眼に入る “エサ” だけを尻尾を振って遮二無二(しゃにむに)求める “ペット仕様” に、愛しい女を “教育” する目論見(もくろみ)である。
放置プレイが30分も経過したころ──Mのプランどおり、早苗の瞼(まぶた)は徐々に力を失い始め、もの欲しげな上目遣いへと変移する。
まさに「打てば響く」といった反応をタイトに示す真性中の真性ドM女──今更ながら、愛する女の類稀(たぐいまれ)なる天賦の才に舌を巻くM。もしもこの女を手放してしまったら最後、一生後悔するに違いない・・・。
長襦袢吊り緊縛によって過敏さがMAXの状態に…


「我慢の限界」へと達した・・・と、推察される早苗を長襦袢(ながじゅばん)姿にし、再びの胴体緊縛を施してから一本吊りに──それからその背後へとまわって、身体中の隅々(すみずみ)を両手のひらと指で、唇と舌で・・・念入りに、念入りに愛撫する緊縛師M。
すでに愛する女の全身は──鋭利なナイフで皮膚を剥(は)がされた肉塊のごとく過敏さがMAXへと到達し、サワリと触れただけで狂ったようにその熟れ切った肉体を捩(よじ)らせる・・・。
「緊縛のダンス」に絡みつくシャッター音のポリリズム


愛する女が本能的に繰り広げる「緊縛のダンス」に──「カリスマ」が鳴らすシャッター音がポリリズムよろしく、複雑に絡みつく。パシャリ…パシャパシャリ……パシャ…と。
緊縛師Mが、半(なか)ば無意識的に(気まぐれに)女の頸動脈を押さえると同時に、たちまちエクスタシーへと達してしまう早苗。こんな所にも彼女の性感帯が潜んでいたのか・・・と、Mは改めて驚かずにはいられない。
止めどない情欲に駆られ天を仰ぐ緊縛ドM女


愛しい女がおのずと分泌した大量の愛液が長襦袢の裾(すそ)の分かれめにまで染み出し・・・それでも吸収しきれない残り汁がふくよかな内太ももをつたう・・・。
緊縛に甘んじながら両肩を露(あら)わにし、虚(うつ)ろな目線を頭上に泳がせる早苗──その渇望の赴(おもむ)くまま天を仰(あお)ぐ姿は・・・見方によっては「雨乞い」みたいな、原始的な宗教の儀式のようでもあった。
緊縛と愛に続く
緊縛師 HIBIKI
モデル あぃ
写真 杉浦則夫
HIBIKI X https://x.com/HIBIKINAWA?t=S_e8JNxHmLv73ryFxoa8xA&s=03
あぃ X https://x.com/a1_mii?t=bXMF3c3dR2XEXKR5ooKIJA&s=03
撮影場所 Kスタジオ
東京都新宿区新宿2-15-11信田ビル5階
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