瀕死の状態の中…あえての「雪中吊り緊縛」!


「ここで…ここで、私を吊ってください…」
悦子がそうささやいたかのように聞こえる。いや・・・間違いなく、言った。
「この期(ご)に及んで、なんという懇願をしてくるんだ!? この女は…」
まだかすかに残る広司の “正常な脳の部分” が一瞬だけ、こう呆(あき)れたものの・・・いつの間にかそんな “真っ当な思考” は雲散霧消(うんさんむしょう)してしまう・・・。
「よろしい! ならば、これからここで…雪中吊り緊縛と洒落(じゃれ)込もうじゃないか!!」
純白の雪原に映える真紅の長襦袢


「吊り」に適した針葉樹を選(え)りすぐり──とりあえずは、後ろ手に胴体緊縛した悦子をその頑丈そうな枝に吊り上げてから、さらには右太ももにも麻の荒縄をかけ・・・二点吊りを試みる。
果てしなく広がる雪原に、鮮血のように発色する真紅の長襦袢を纏(まと)った女の “オブジェ” は誠(まこと)に映(ば)える・・・が、せっかくの極上の「純白なカンバス」をより芸術的に彩(いろど)るには、なにかが一つ物足りない・・・。
アシンメトリーな吊りに予感される実験的な緊縛術


極寒のさなかで虚(うつろ)になり始めてきた、すべてを失った中年男の前頭葉に・・・側頭連合野に蓄積された記憶を通じて、突如 “閃(ひらめ)き” が宿る。
二点吊り緊縛に引き続き・・・悦子の左足首に麻の荒縄をかけ、その脚をも丈夫そうな枝に連結しようとする広司──どうやら三点吊りを目論(もくろ)んでいるようだ。
右脚の縄は太ももなのに、左脚は足首? その “アシンメトリー” は・・・これまでに無かった実験的かつアグレッシブな緊縛術へのチャレンジを示唆していた。
ハプバーオーナーから伝授された秘伝の「飛脚緊縛」


狂人さながらに眼(だけ)を爛々(らんらん)と輝かせる中年男が自慢げに詠嘆する。
「どうだい? 『飛脚緊縛』の縛られ心地は!? コレはね…僕たちが出会ったハプニングバーのオーナーから教わった秘伝の緊縛術なんだ!」
飛脚緊縛??? そう “命名” されてみれば──一分一秒でも早く届け物を輸送するためひた走る「飛脚」のように見えなくもない。置かれている過酷な環境にもめげず・・・今更ながら、悦子は「日本の緊縛」の奥深さに目から鱗(うろこ)を落とす・・・。
赤い褌の真下で大口を開ける狂人さながらの中年男


「秘伝の緊縛術」によって負荷される束縛の容赦無い力にもじもじと抗(あらが)っているうち・・・長襦袢の裾は乱れ始め、赤い褌(ふんどし)が覗(のぞ)き見えてくる。
「そのポーズだと下半身も冷えちゃうだろ? そろそろもよおし始めてきたんじゃないのかい?」
そんな “意地悪な確認” を加えながら・・・悦子の股間の下でパカッと大口を開け、 放尿をせがむ広司──そのシュールなアクションは、まさに「箍(たが)が外れた」としか形容できない狂人そのものの “それ” であった・・・。
[失楽其の八]に続く
緊縛師 HIBIKI
モデル あぃ
HIBIKI X https://x.com/KINBAKUHIBIKI?t=96_umbK1KYTOiUWl_M_JAw&s=03
あぃ X https://x.com/a1_mii?t=bXMF3c3dR2XEXKR5ooKIJA&s=03
撮影場所 群馬県某私有地
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