丸眼鏡姿で教育実習に臨む音楽教師志望の女子大生
「え〜〜〜っと…ここで正しいのかな?」
──中学時代からのトレードマークとなっている丸眼鏡のわずかなズレを修正してから、今一度、レンガに埋め込まれた表札の一文字一文字を確認する。
日本でも一二を争う名門音楽大学のピアノ学科4年生の琴音(ことね)は、音楽教師を目指して在学中に教職課程を修得──今日から二週間の「教育実習」を受けるため、(大学から指定された)東京都の西側に位置するT学園高等部の正門前に立っていた。
なんでも、この学校は「生徒の個性を伸ばす教育」を志(こころざ)し、「個々の適性に合った実験的なクラス分け」が施されているらしい。
一体どういうことなんだろう? アタシだったら──とりあえずは「音楽特進クラス」あたりの担当を任されるのかしら・・・??
音楽室でいきなりのメガネ緊縛!
正門をくぐってすぐ、校長室へと着任の挨拶に行く。やたらギラギラとした肌艶のロマンスグレーで、チョイ役◯広司似の長身な校長先生から面談を受ける。
「ふむ…なかなかの逸材だ。アナタには今日から『3年S組』を担当してもらいますので、さっそく音楽室まで一緒に参りましょう」
にっこりと笑いながらも、どこか “圧” を感じるロマンスグレーの長身な校長先生の “命(めい)” に、
「 “逸材” って…!? 『3年S組』の『S』は、なんの頭文字? “音楽” だったら普通は『Music』の『M』…だよね?」
・・・と移動中、仄(ほの)かな疑問をよぎらせながらも「頑張らなくっちゃ!」と心身を引き締める琴音──そんな彼女を校長先生は・・・音楽室へと入ると同時に、一言の予告もなくリクルートスーツの上から赤い縄で胴体を緊縛した。
SMの英才教育を施す「影の特進クラス」
流れるような手捌(てさば)きで縄を扱いながら、ロマンスグレーの長身な校長先生は・・・毅然とした態度を崩さず、こう説明する。
「『S組』の『S』はね…『Sadistic(サディスティック)』の『S』なんですよ。校外的にはトップシークレットなのですが…我が校は “生徒の個性を伸ばす” ため、S(サド)の気質に突出した者は、よりサディスティックに。M(マゾ)の気質に突出した者は、よりマゾヒスティックに “教育” する “影の特進クラス” を設(もう)けているのです」
なるほど、だからアタシは「逸材」だったのか・・・。
「緊縛」への憧憬を捨てられない真性M女
父が貿易会社を経営する裕福な家庭に育った琴音は──じつのところ、小学3年生のときに「誘拐されて監禁された」という(いま)まわしい過去を持つ。
幸いなことに警察の迅速な非公開捜査によって3日後に犯人は逮捕され、琴音も無傷で解放されたのだが(※当時、 “解放後” の模様は各メディアでも大々的に報道された)、その監禁期間中に「人質や被害者が自分を脅迫または虐待している人間に共感や愛情を感じる心理的現象」──いわゆる「ストックホルムシンドローム(症候群)」におそわれ、それ以降──そのトラウマによって(か?)・・・「緊縛」に対する “憧憬” を抱かずにはいられない真性の “M女” と化してしまったのだ。
女教師緊縛が似合う “逸材” 教育実習生
はたしてロマンスグレーの長身な校長先生は、 “あのとき” の報道を覚えていたうえで琴音の心情の “闇” を推測したのか、それとも琴音の止(と)めどないM心をその風体やオーラだけであざとく見抜いたのか──どちらなのかはよくわからない。
いずれにしても、 “学園” は彼女を「逸材」とジャッジし、 “適材適所の人事” を行ったのである。その総責任者である校長先生が、事務的な口調で琴音にこう告げる。
「まもなくS組の生徒たちと専任教師が来るから、この状態で待っていなさい」
[実習2]に続く
緊縛師 HIBIKI
モデル あぃ
撮影場所 富津竹岡学校スタジオ
千葉県富津市竹岡380
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