緊縛バニーガールを脳内シミュレイトで犯す銀座のリストラサラリーマン［Step6］

拘束を解いたのち、レイナが “魅” せた「安堵とも失望とも取れるアンニュイな表情」を、片岡は後者──「失望」だと自分勝手に解釈した。
貪欲な性奴隷と化した、乳首丸出しの “牝犬” に・・・新たな緊縛を施（ほどこ）す。
何かを諦めて、すべてを受け入れ脱力するレイナの捨て鉢なオーラが、片岡の加虐的な性欲をいっそうと煽（あお）り、それと同時に「慈愛」と「道徳」の觀念が削り取られていく・・・。

レイナの両手両脚を、あの忌（い）まわしい庶務室に積み上げられた膨大な量の古新聞や古雑誌や不要な資料を “整理” する要領で手際よく縛り上げる片岡。
「どんなにつまらない作業でも、地道にこなしていれば、こうやって役に立つんもんだな…」
そんな自画自賛の “教訓” に・・・場違いな充足感を得て、思わず苦笑いしてしまう。
その “笑み” の意味が理解できずに縄でまとめられた粗大ゴミのごとく横たわっているレイナの面差（おもざ）しには、憂（うれい）げで退廃的な倦怠の色が滲（にじ）んでいた。

「無抵抗な肉塊」と化したレイナを・・・片岡は、また何度か足蹴りしながら、清潔で飾り気のない大きなダブルベッド上に転がし、最終的にはうつ伏せにする。
尻の谷間を沿う赤いスパンコールを器用にめくり、露出した控えめに突起するクリトリスに、性懲（しょうこ）りも無く怒張するペニスの先をぐりぐり、ぐりぐりと押し当てる・・・。

粘膜質な体液にまみれたレイナの大陰唇が系を引く。それが片岡のカウパー氏腺液なのか、レイナのバルトリン腺液なのかは、判別ができない。
クチャクチャクチャクチャ・・・その淫靡な音に猛烈に欲情した片岡は、 “挿入” も成せぬまま、あえなく果ててしまう。まるで、溜まりに溜まったマグマが一気に湧き出た休火山みたいに、ドクドクドクドクと・・・。

二度目の射精でだらしなく四方に飛び散ったスペルマを処理することもなく、力の無い目線を空（くう）に向ける片岡。
横たわったまま、顔をベッドに埋（うず）めるレイナは・・・これから何を欲（ほっ）するのだろう。
早く家に帰して欲しいのだろうか、それとも「挿入無しで果てるなんてサイテー！」と、不甲斐ない片岡を蔑（さけす）み、さらなる “ご褒美” を貪（むさぼ）りたいのか・・・？
けれど、どんなレイナの意向にも耳を傾けるつもりは微塵もない。
片岡が抱（いだ）くリベンジの念とリビドーの情を一滴残らず絞り尽くさないかぎり妄想下でループする「緊縛調教」は、永遠に終わらないのだから・・・。

（了）

緊縛師　HIBIKI
モデル　あぃ
衣装　TOKYOバニーガール
撮影場所　プラネアール

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