緊縛バニーガールを脳内シミュレイトで犯す銀座のリストラサラリーマン［Step5］

片岡の「調教シミュレート」は、いよいよクライマックスを迎えようとしていた。
“ラストステージ” は頑丈な壁で四方を固められた、窓一つない密室のラブホテル──清潔で飾り気のない大きなダブルベッドだけがポツンと置いてある、いかにも無骨な内装だ。
そのベッドに、一筋の太縄を効果的に使い、背中手で合理的に拘束されているレイナを、片岡は漁船から降ろしてきたばかりの極上マグロのごとく、乱暴に放り投げる・・・。

すでに抗（あらが）う素振りも見せないレイナのアゴをクイッと上げ、 “目利き” に専念する片岡。
「このオンナ…死に体同然だが、眼はまだ生きてるな…」
たしかに、うっすらと見開いている彼女の瞼（まぶた）の奥には・・・微量ながらも恍惚な光が、妖しげに灯（とも）っているようにも、感じなくはなかった・・・。

緊縛によってノーガードとなった、緊張の汗に濡れるレイナの脇をクンクンと嗅いでみる。
さすがに拒絶するだけの気力も体力も切れてきたのか・・・下半身に鼻を這（は）わせたときのような激しい動きも無く、わずかに口元を歪（ゆが）め、ただ下唇を噛みながら恥辱に耐えるレイナを、片岡は足蹴りでうつぶせにする。
「チッ！　牝犬のくせに…」
彼女が一瞬だけ垣間見せた「かすかに残存している人間らしさ」が・・・片岡には許せなかったのだ。

「バニーガールのセールスポイントは脚と肩甲骨」
そんな話を誰かから聞いたことがある。
片岡に一度目の射精を促したレイナの日本人離れした稀有（けう）な肩甲骨を、改めてまじまじと堪能し尽くしてから・・・また彼女を仰向けに戻す。
そして、夜な夜なカジノバーに群がるスケベな男性客どもが、おそらくは一人たりとて拝めたはずのない彼女の乳首を露（あら）わにする。
「なんだ!? ビンビンに勃（た）ってるじゃないか！」

一切触れてもいないのに、はしたなく乳首を勃起させるレイナの「屈服」を前に・・・片岡は気まぐれな仏心（ほとけごころ）抱き、拘束した縄をほどいてやる。
「安堵」とも「失望」とも取れる複雑な表情で、呆然と定まらない視線を泳がせるレイナの両手のひらは・・・「隠すべきパーツを隠す」というという意思が、消え失せていた・・・。

［Step6］に続く

緊縛師　HIBIKI
モデル　あぃ
衣装　TOKYOバニーガール
撮影場所　プラネアール

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