暴走する「被虐」と「緊縛」への願望
閉店一時間前──週初めと同様・・・「木曜日」も、これまでミクの “おメガネ” にかなう、目ぼしい男客はまだ一人も来店していない。
昨日、一昨日・・・と、あんなに個性溢(あふ)れるご主人様と連続で出会うことができて、あんなにも満ち足りた “想い” ができたのに・・・。
“ゴール” のないミクの果てしない被虐と緊縛に対する願望は暴走を止めることができず、独りトイレに籠(こも)って、逸(はや)る気持ちを抑えるため白いパンティの奥に指を忍ばせ、執拗にクチュクチュとこねくり回すのであった・・・。
蜃気楼のように掴みどころがないモジモジ男子?
この日、最後に付いた男客は・・・30代前後くらいの、中肉中背で顔色が青白いて特徴のない目鼻立ちをした・・・とにかく印象の薄い、自称「ゲームクリエイター」だった。
外見も聞いたはずの名前もなかなか記憶することができない。掴(つか)もうとしても蜃気楼みたいに霧散してしまう・・・。
「可もなく不可もなく〜」という表現がぴったりとハマる、その「ゲームクリエイター」を自称する男客が、モジモジとしながら蚊の鳴くような声で、こう語りかけてきた。
「あ、あの…ミクさんのヒップって…すごくエッチですね…」
「無関心な男」をあえての餌食に…
「愛の反対は憎しみではなく無関心」──あのマザー・テレサが残した格言どおり(?)、ミクにとって「可もなく不可もなく〜」は、もっとも忌み嫌うべき罵倒的な文言だった。
しかし、今日の “制限時間” は、あとわずか・・・わがままを言っている場合じゃない。お世辞にも「センスがいい」とは言えないけれど、一応は私のお尻を褒めてもくれた。悪い気はしない。
しょうがない・・・この蜃気楼みたいな「ゲームクリエイター」を自称する男客をどう料理しようかと、ミクの妄想脳は目まぐるしく高速回転し始めていく・・・。
秋葉原で開講した「緊縛授業」
緊縛は未体験だと告白する「ゲームクリエイター」を自称する男客は、「これで私を縛ってみて!」と眼前に放り投げられた縄をじっと見つめ・・・しばらくの間、呆然と立ち尽くしていた。
「ここをこうやって、ああやって…」と、ミクの指導を受けながらする緊縛のプロセスは当然のごとく、きごちない・・・が、全裸にされたその「ゲームクリエイター」を自称する男客のペニスは、滑稽なほどにいきり勃っている。
「上手に縛ることができたら、ちゃんとご褒美あげるから…」
「ゲームクリエイター」を自称する男客が懸命に “完成” させたその緊縛は、技術的な未熟さゆえか、すぐに解(ほど)けてしまう。
「あ〜ら残念…ご褒美はおあずけね!」
こう冷たく突き放したときの、「ゲームクリエイター」を自称する男客が見せた、なんとも言えない憂(うれ)いを含んだ表情に、これまで前頭葉で眠っていたミクの “ある部分” がビクンと目覚める。
「あれ!? 私って… “コッチ” もイケるかも?」
それはミクにとって “未知への導き” を示唆する、じつにプログレッシブ(進歩的)な発見であったのだ。
緊縛師:HIBIKI
緊縛モデル:あぃ
#ハプニングバー
#緊縛
#メイド緊縛
#緊縛画像
#緊縛写真