着物姿のカリスマM女サオリを虜にする大御所の雅(みやび)な緊縛[指南其の五]

ラストステージは純和風の屋根裏部屋

古民家
長襦袢古民家

拘束の状態でサオリが導かれた “次の部屋” は、不動産用語で言うところの「ロフト」のような・・・しかし、純和風の屋根裏部屋だった。
そこでいったん緊縛を解かれ、囲炉裏(いろり)の前で正座しながら、ここまでの緊縛の感触を反芻(はんすう)していると・・・しばしの間、中座していた「美山沈」と名乗る “老人” が苦虫を噛み潰したかのごとく口元を歪めながら、現れる。
「やあやあ。お待たせしてしまってすまんです。たまには気分転換に…と、ボンテージとやらを必死に探しておったんですが、どいつもこいつも今ひとつでしてなぁ。やはり、最後は着物で…ってことで、そのお召し物のままで調教再開することをお許しください」

利便性重視の緊縛に “美” は宿らない!?

古民家緊縛写真
古民家緊縛写真

「最後」なだけあってか、「美山沈」と名乗る “老人” は入念に、丹念に・・・愛(いと)おしそうにサオリを縛り上げていく。自身の哲学を、ぶつぶつと独り言のように語りながら・・・
「最近は手軽でハイカラな衣装や拘束器がたくさん世に出回っているですが、ありゃいかんです。いやいや…私は別に西洋文化や近代テクノロジーを否定しとるわけじゃないですよ。むしろ、その手のモノには鷹揚なくらいだと思っちょるです。食事も和食より南仏料理とかのほうを僕は好みますしな…。ただしですよ。『芸事』に限っては…ですよ。合理性ばかりに頼って安易な道を選んでしまうと、 “作品” の精神性は堕落してしまうのです。緊縛にしても着付けにしても褌にしても、手の込んだ…面倒な “過程” があるからこそ美しいわけです。 “利便さ” に “美” は宿(やど)らんのです」

一人で「吊り」をこなす “老人” の底知れぬスキル

古民家緊縛写真
緊縛写真古民家

天井にある頑丈そうな梁(はり)に絡ませた赤縄で宙吊りにされるサオリ・・・。
「この老人(っぽく見える男)にたった一人で “吊り” をこなせるだけの腕力があるなんて!? でも… “大御所” だからこその豊富な知恵と実体験から、最低限の力だけでできるコツみたいなものを習得しているに違いないわ…」
このときの真性M女には・・・そんな現実的な “疑問” がよぎるくらいの余裕が、まだあったのだ。

「お仕置き」という名の「ご褒美」を妄想する真性M女

緊縛写真古民家
古民家緊縛写真

縛られた右太ももが天井の方向へと吊り上げられた頃・・・真性M女のサオリはふと、こんなことを考える。
「今回の緊縛── “調教” の末(すえ)には、どんな “お仕置き” が控えているのかしら…。バイブ? それとも…あの、髪をオールバックにぴしりときめた、執事のような40代くらいの屈強な男の逞(たくま)しそうな肉棒?」
いろいろな「お仕置き」という “建て前” の「ご褒美」を思い浮かべてはみるものの・・・どれひとつ「美山沈」と名乗る “大御所” には、しっくりとこなかった。

真性M女がねだる「ご褒美」を拒む大御所緊縛師

緊縛写真古民家

普段、職業M女としてよく利用するSMルームと比べて天井がぐんと高いせいか、股間部が「美山沈」と名乗る “老人” の頭部の位置に来るくらいまでの高さにサオリの全身は宙吊られている。
「せ、先生…どうか…どうか…アタシの “いけない汁” がつたう恥知らずなアソコを…舐めてください」
そう貪欲に懇願せずにはいられない真性M女──だが、 “大御所” は「ふっ」と興味無さげに、そっぽを向くだけであった・・・。

 

[指南其の六]に続く

 

緊縛師 HIBIKI
モデル あぃ
撮影場所 スタジオ青銅


埼玉県行田市真名坂2201-1

#緊縛
#着物緊縛
#古民家緊縛
#緊縛写真

この記事を見た人はこんな記事も見てます