「同じであること」──反復の重要性
次の日もモエコは同じ時間、同じハプバーに来て、昨日と同じ “彼シャツ” を着用し、同じ「緊縛」を受けている・・・。
昨日と変わらぬ “授業内容” に、少なからずの “肩透かし感” は否めなかったが、「H」と名乗った緊縛師の話だと、「調教」には「同じ」だということも、また重要であるらしい。
言われてみれば・・・私も陸上部時代は、キツい基礎トレーニング──反復練習を散々こなしてきたわけだし・・・。
縄とブラジャーで歪むモエコの美乳
「今日は、Yシャツをはだけさせるだけじゃなく、思い切ってブラジャーもズラしてみよっか？」
モエコの返事も待たず、「H」と名乗った緊縛師は、無遠慮に・・・やはり、緊縛を緩めないまま、巧みにモエコの白いブラジャーを下側へと5センチほどズラす。
“ブラジャー” という “新たな一本の縄” に圧迫された、モエコが密かに自慢としているお椀型の美乳が──歪（いびつ）なフォルムを象（かたど）っている・・・。
突起した乳首がはしたないほど敏感に…
右の太ももに巻かれた縄に抗（あらが）えない強い力が加わり、右脚が吊るされる。
海老反（えびぞ）り状となったモエコの、突起し尽くした乳首は必然的に前方へと突き出る格好となり、その感度はビンビンとMAXにまで到達する。羽でふわっと触られただけで、頭がおかしくなってしまうくらいに・・・。
「緊縛調教」完了！ 恍惚にまみれる緊縛奴隷
気づく間もなく左脚も吊るされたモエコは、（比喩ではない）文字通りの「地に足がつかない」状態となっていた。
時間感覚が麻痺し始め、その進行に乗じて通常の思考回路が、一本一本ぷつんぷつんと切断されていく音が後頭部あたりでこだまする・・・。
「このまま元の生活に戻れなくなったら、私はどうなるんだろう」
・・・という畏怖と葛藤しながらも、モエコは恍惚の微笑を浮かべるのであった。
むくむくと姿を現す背徳のモンスター
「私はいま…調教されている」
そんな “自覚” が芽生えはじめ、自分の中に棲むもう一人の「背徳のモンスター」がモエコのモラル感を静かに蝕（むしば）んでいく・・・。
でも、それはそれでいい。どうなったってかまわない。モエコの「緊縛」への果てしない愛欲の旅は、まだ最初の一歩を踏み出したばかりなのだ。
（了）
緊縛師：HIBIKI
緊縛モデル：あぃ
撮影場所：アグリーアブル
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